太陽電池メーカーのソーラーフロンティアは8日、カドミウムを含まない薄膜太陽電池のエネルギー変換効率としては世界最高となる19.7%を達成したと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究を踏まえた成果で、測定はNEDOが行った。
今回記録を達成したのは主成分に銅とインジウム、セレンを用いた「CIS薄膜太陽電池」のセル。カドミウムを含まない薄膜太陽電池としては2003年に記録された従来の世界記録である18.6%を1%以上更新している。
CIS薄膜太陽電池はカドミウムを含む薄膜系太陽電池よりも変換効率が劣るとされるが、同社では「引き続き技術力の向上に取り組み、カドミウムを含む薄膜系全体としても世界記録の達成を目指す」としている。(オルタナ編集部)
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