グーグルは、写真や動画の共有サービスを介して、東日本大震災の被災地の記録や震災体験の記録を募集し公開する「未来へのキオク」プロジェクトを2011年5月から続けている。震災で失った風景や思い出をネットユーザーたちの手で取り戻し、未来に残すことが目的だ。
被災前の町の風景や復興の様子など、写真や動画を探している人は、募集テーマを投稿する。そうすると、そのテーマに沿った写真や動画がネットユーザーから提供される仕組みだ。
2月1日現在で、5万5千件を超える写真や動画が投稿された(連携している「Yahoo! 東日本大震災 写真保存プロジェクト」との合算)。なかには、家族の故郷である町の風景写真の提供を呼びかけたり、応援メッセージを添えて旅行の思い出を投稿したりする人もいる。
被災地の過去と現在の風景に添えられたコメント。そこからは、投稿者たちの生の声を聞くことができる。(オルタナ編集部=副島久仁彦)