100年しかもたないコンクリではない、「森の防潮堤」を

「森の防潮堤」を提唱する宮脇昭氏

震災瓦礫(がれき)を埋め立てた盛り土に多様な広葉樹を植え、津波に備える「森の防潮堤」プロジェクトが、2年目の春を見据えて着実に輪を広げている。

提唱者の横浜国立大学名誉教授で国際生態学センター長の宮脇昭氏は、「被災者の生活が凝縮され、有効な地球資源でもある瓦礫をいまだに遠い場所に運んで焼いているなんて下策中の下策。100年しかもたないコンクリートの防潮堤だけでなく、本物の森づくりを総合的な防災対策として今こそ進めてほしい」と呼び掛けている。

■抵抗する環境省を説得

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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