先週は福岡県と熊本県に出張してきた。熊本県では3月13日、一般財団法人CSOネットワークの企画で、福島県の有機農業家と、九州で意欲的な農林業に取り組む方たちを水俣市で引き合わせ、語り合うというフォーラムに参加した。
原発事故も水俣病も「日本最悪の公害と風評被害」という共通項があり、それを乗り越えて有機農業に取り組んできた方たちの努力は筆舌に尽くしがたいであろう。しかし双方の方たちとも非常に明るく元気であることが、とても印象的だった。
生まれて初めて水俣を訪れて分かったことは、水俣にはリアス式海岸や小島、山に行けば棚田や豊富な森林地帯と、自然資源に恵まれていることだった。最近ではエコツーリズムも盛んで、環境省もこれを後押ししている。来年、オルタナの読者を連れてまた戻りたいと思った。