「エコサイド」という言葉を聞いたことがあるだろうか?「エコ」と「ジェノサイド」(大量虐殺)を組み合わせた新語だ。大量虐殺や戦争犯罪と並んで、国連が定める「平和に対する罪」の「第5の犯罪」として定めようという動きが英国を中心に欧州で広がっている。
「エコサイド」は、2010年、環境権保護を訴える国際弁護士であり法廷弁護士であるポリー・ヒギンズ氏が、国連の定める平和に対する罪の5つ目として「エコサイド」を国際法として認定すべきだと公式に提案した。
これが実現すれば、「エコサイド」は、(1)ジェノサイド(大量虐殺) (2)人道に対する罪 (3)戦争犯罪 (4)侵略犯罪に並んで、国際刑事裁判所で処罰される対象となる。