復職した途端、育児と仕事を両立させる大変さに直面した甲田恵子さんは2009年11月、AsMama(アズママ、神奈川県横浜市)を創業した。今年4月にベータ版をリリースした「子育てシェアサービス」では、携帯電話一つで保育園や学校、ご近所やママサポーターたちと自動的につながり、子育てを500円で頼り合える。(フリーライター・今一生)
甲田さんは、出産後1年間は育児休暇をとれたが、復職当日に子どもが肺炎になってしまった。
「お母さんたちが今助けてほしい時に無理なく出せる金額で利用できるサービスが無いことに困っていました。いま私の子どもを迎えに行ってくれる人はいないものか。1時間だけ子どもを見てくれる人や、自分の体調の悪い数時間だけ横になりたい、というニーズはすごくあると思いました」(甲田さん)
アズママの主な事業は次の3つ。いつでもどこでも子どもがいても子育て支援を通じて社会で活躍できる人の発掘・育成事業。支援者と支援してほしい親子をつなぐ「リアルな場」つくり事業。支援者と支援してほしい親子をつなぐオンラインサービスの提供だ。
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