
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストは、ネオニコチノイド系農薬の影響に関する研究や広報などを対象とした助成事業について、今年度の企画の追加募集を9日より始めた。助成額の上限は1企画につき50万円で、助成総額は300万円。(オルタナ編集委員=斉藤円華)
調査・研究、広報・社会訴求、市場「緑化」(流通経路での被害の最小化)、政策提言の合計4部門で募集。啓発や対話を目的とした一般向けのイベントや、研究プロジェクトの論文誌への投稿などが対象となる。応募できるのはフィプロニルを含むネオニコチノイド系農薬に関する問題提起や使用の削減、中止に取り組む個人や団体で、活動実績は問わない。締切は12月27日。
神経作用を阻害するネオニコチノイド系農薬はミツバチの大量死の主な要因と疑われるほか、人の子供の脳の発達にも悪影響を及ぼすと指摘する研究者もいる。欧州委員会はネオニコチノイド系農薬の内クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3種類について12月から2年間使用禁止とするほか、フィプロニルについても使用を制限する決定を下している。