ワコールグループは、乳がん検診の早期受診を推進する「ピンクリボン活動」の一環として、全国約2050店舗で「ピンクリボン・フィッティング・キャンペーン」を10月31日まで実施している。来店者がブラジャーを1枚試着するごとに10円を「乳がんをなくすほほえみ基金」に寄付する。(オルタナ副編集長=吉田広子)
このキャンペーンは、身体に合ったブラジャーのサイズと着用感の確認を通じて、バストへの関心を高め、自己検診や定期的な乳がん検診の大切さを訴える目的で2007年から展開している。
同社は、フィッティングキャンペーンだけでなく、乳がんの知識がクイズ形式で学べる「ピンクリボン検定」もウェブサイトで実施している。受検1回3問回答すると、正誤にかかわらずワコールが3円を寄付する取り組みだ。
10月23日現在までに、フィッティングキャンペーンに87670人、ピンクリボン検定には141041人が参加している。寄付総額は280万円以上に上る。
これらは、日本対がん協会「乳がんをなくすほほえみ基金」に寄付され、乳がんの検診機器やマンモグラフィの導入、啓発活動などに充てられる予定だ。
このほか、店頭では啓発小冊子「ワコール ブレストケア アクト」の配布や、ブラジャーを試着した来店者向けに「オリジナルチャーム」のプレゼントなども行われている。