シータス&ゼネラルプレスでは、9月から10月にかけてCSRレポート担当者を対象に2013年の各社のCSRレポートを読むワークショップを開催した。このワークショップでは、各人の感覚的な意見を大切にしながら、各社のレポートに対してここが良い、ここは改善した方が良いなどの意見を述べてもらう内容である。
その中の意見の一つに、抽象的な表現で述べているレポートは、あまり印象が良くないことが指摘された。CSRレポートの傾向調査などでは、開示項目の有無などを調査したものが多く、CSRレポートで使用されている記述的表現が良いか悪いかに関する調査は、ほとんど行われていない。読者は開示項目の有無を重視しているものの、どのような文章で表現されているのかどうかについても関心が高い。
そこで、本稿は筆者が共同研究として、神戸大学の西谷公孝准教授と神戸大学大学院の國部克彦教授と実施した、日本企業のCSRレポートを対象にした記述的表現の分析に関する研究内容を紹介したい。
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(中尾悠利子/(株)シータス&ゼネラルプレス CSR革新室シニアリサーチャー=この記事は株式会社オルタナが発行する「CSRmonthly」第14号(2014年11月5日発行)から部分転載しました)
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