米国発の新しいボランティアムーブメント「Rock Corps(ロックコープス)」が日本に上陸した。4時間以上の社会貢献活動に参加すると、有名ミュージシャンのコンサートチケットが手に入るという音楽主導型社会貢献活動だ。音楽を通じて、若者の社会貢献を促進することが狙いで、すでに世界8カ国、14万人以上が参加している。(オルタナ編集部=寺町幸枝)
「ロックコープス」とは、音楽の力を使って、「企業」と「地域社会」と「人々」を結び付け、「楽しみながら気軽に参加できる社会貢献の形」を提案する非営利団体だ。「Give, Get Given – 与えて、はじめて与えられる」を基本理念に、2003年に発足した同団体は、2005年米国通信会社「Boost Mobile(ブーストモバイル)社」と共同で事業を開始した。
その後、英、仏をはじめ、世界8カ国でプロジェクトを展開。レディー・ガガをはじめとした、有名ミュージシャンのコンサートを30回以上開催してきた。
今回「JT」をパートナーに、4月~9月の間に2期に分け、東北、首都圏でのボランティアプログラムを実施する。内容は東日本大震災の復興支援となる。そして9月6日に、福島県で有名アーティストを呼んだライブイベントを開催予定だ。まだアーティスト名は公表されていないが、海外では若者に人気の有名アーティストが参加しているので、期待が高まる。
ロックコープスのデータによれば、参加者の内40%が6カ月以内に再びボランティア活動に参加しており、その27%がロックコープスで参加したボランティア協力団体のプロジェクトだという。これだけの社会貢献への実績を引っさげ、日本で4000人の若者を巻き込もうと動き出す。
ロックコープス専用サイト:http://rockcorps.yahoo.co.jp/2014/