いま世界をにぎわせている米国発のキャンペーン「ALS(筋萎縮性側索硬化症)アイスバケツ・チャレンジ」は8月21日までに42億円以上を集めた。いつも寄付の集まりにくさに悩まされる日本のNPO関係者たちは、この盛り上がりをどう見たのか。国内の非営利活動を牽引してきたリーダーたちに聞いた。(オルタナ副編集長=吉田 広子、オルタナS副編集長=池田 真隆)

「正直、悔しい」。国内最大の寄付サイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」を運営する佐藤大吾代表理事はこう漏らした。「悔しい」と感じた理由は、このキャンペーンを企画したのが、「プロではないから」だ。
「このキャンペーンは、ALS以外の社会問題にも適用できるし、ALSを知らなかった人でも簡単に参加することができる。ファンドレイジングのプロとして、私たちはなぜこのようなアイデアを思いつけなかったのか」(佐藤代表理事)
このキャンペーンは、ALSの認知向上を目的に、米国のALS患者、ピート・フレーツ氏と友人らが7月31日に始めた。メッセージを受け取った人は24時間以内に100ドルを寄付するか、氷水を頭からかぶらなければならない。そして新たに3人の友人を指名するという仕組みだ。