「食品ロス減らせるレシピ」募集!--日本フードバンク協会

日本フードバンク協会(東京・渋谷)は11月1日、食品ロス削減に向けたレシピ・アイデアコンテストを始めた。食品ロス削減に関するレシピや関連アイデアを、プロ・アマ問わず全国より募集する。応募期間は11月30日まで。(寺町幸枝)

コンテストを通じて資源の有効活用を目指すとともに、家庭ゴミの約半分と言われている生ゴミの削減を目指す。大塚食品、キッコーマン、サントリー食品インターナショナルといった食品大手も活動に協賛している。

日本フードバンク協会は、食品ロス削減および食の安全の確保を目指すことを目的に設立された。地球規模では約9億人が栄養不足である一方で、日本では年間約1,700万トン(うち一般家庭からは約1,000万トン)という膨大な量の食品が廃棄されているという。

これらの廃棄物のうち、本来食べられるのに廃棄されているもの(食べ残し、過剰除去、直接廃棄)、いわゆる「食品ロス」は、年間約500~800万トン(うち一般家庭からは約200~400万トン)を占めているという。生ごみ削減は焼却によるCO2排出量を減らし、環境保全にもつながる。

同協会の前川恵会長は「今回のコンテストが、できるだけ多くの方に食品ロスの問題を知ってもらい、日頃から行動するきっかけになれば」と期待している。

「食品ロス削減レシピコンテスト」の詳細はこちらから。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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