『真実の瞬間』が指していた「真実」とは何か。パリ、ロンドンで考えました。[三浦 光仁]

ラスベガスのCES2015を終え、インテリア界のパリコレと呼ばれているパリ「メゾンエオブジェ」に出展して来ました。パリ出張中にはロンドンにも足を伸ばし、様々な人と触れ合うことができました。そこで感じたのは、「声」という音色にこそ真実が表れるのではないかというものです。(エムズシステム代表=三浦光仁)

ロンドンの街並み
ロンドンの街並み

メゾンエオブジェでは、次々に人がエムズシステムのスタンドに来て、たくさんの出会いがありました。会場で行っていたのは、空間に広がる音こそインテリアの大切な要素だという提案です。また会期の途中、フランスを一旦離れてロンドンにも行ってきました。

パリ北駅でタクシーを降りユーロスターのホームに向かうと、すぐ税関があります。出入国審査を終えると、パリの北駅の2階でありながら、すでにそこはイギリスです。

ロンドンとパリを2時間強でつなぐ国際列車ユーロスターに乗ると、しばらくは壁に一面の落書きが続きます。北駅から北方向はどうもフランスの荒んだ側面が露わになっているようで、いろいろな事件も頻発しているようです。それが途絶えたところからイル・ド・フランスの肥沃な大地が広がります。

軽いランチが運ばれてきて、ワインなど飲んでいるうちにドーバー海峡の地下トンネルを20分くらいで抜け、イギリスに入ります。こちら側の土地の方が痩せているはずですが、フランスと比べると、遥かに整っている感じがします。

久しぶりのロンドンは緩やかに変貌を遂げており、テームズ河のランドスケープは様変わりしていましたが、一方、街中を走る2階建てバスの車窓からは、この30年変わらぬままのロンドンの街並みも見ることができました。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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