
JAZA(日本動物園水族館協会)が、イルカ漁からの調達中止を5月20日に発表した。追い込み漁によるイルカ入手の禁止は、WAZA(世界動物園水族館協会)が倫理規定に基づいて示した残留の条件だった。加盟継続と離脱の2択で会員アンケートを実施したところ加盟継続希望が過半数を占めたため、決定した。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
アンケートに有効回答した142施設のうち、99施設が加盟継続を、43施設が離脱を希望していた。和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に描いた映画『ザ・コーブ』の影響もあり、日本のイルカ追い込み漁への圧力が高まる中、JAZAが、国際的な要請に応える形となった。今後は繁殖による調達を目指すという。
WAZAは、国際的なネットワークを生かして絶滅危惧種の保護などに取り組んでおり、離脱すれば、JAZA会員による今後の社会貢献に悪影響が出る恐れがあった。JAZAは、動物園89、水族館63の計152園館が加盟する公益社団法人で、「国際的な視野に立って自然や貴重な動物を保護する」ことを目的としている。