編集長コラム) CEOが輪番で半年ごとに変わる会社

この8月末、中国・深セン市にあるファーウェイ(華為技術有限公司)本社を訪れる機会があった。

ファーウェイは未上場で、日本での知名度は今ひとつだが、スマートフォンや携帯電話の基地局など通信技術の分野では世界のトップ企業で、2014年の売上高は5兆5500億円と、富士通やKDDI、NTTドコモよりも大きい会社だ。

米ビジネス誌「ファスト・カンパニー」の「Most Innovative Company Ranking」(世界で最も革新的な企業ランキング、2010年)では、フェイスブック、アマゾン、アップル、グーグルに次いで5位に選ばれた。

日本のメディアは中国を、とかく驚異か揶揄か疑念の対象として捉えがちだが、今回の取材は新鮮な驚きが少なくなかった。かいつまむと、下記の3点だ。

1) CEO(最高経営責任者)が「輪番制」で半年ごとに変わること
2) 17万人の社員のうち約半数が自社株を持ち、創業者の株式保有シェアは1.4%に過ぎないこと
3) 200ヘクタールの本社敷地で子どもたちが遊ぶ風景

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..