[CSR] イオン、食品売り場に認証魚専用の常設コーナー

イオンスタイル板橋前野町の「フィッシュバトン」コーナー
イオンスタイル板橋前野町の「フィッシュバトン」コーナー

イオンの総合スーパー事業を担うイオンリテールは、11月21日に開店した都内の新店舗に、認証魚のみを陳列する常設コーナーを初めて設置した。コーナー名は、「FishBaton(フィッシュバトン)」。親の手と子の手の間に魚を描いたロゴマークで、「豊かな水産物を次の世代につなげよう」と消費者に呼び掛けていく。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)

世界の水産資源の減少と需要増が問題となる中、イオンは、2014年2月に制定した自社の調達原則に基づき、水産物について、「持続可能な商品の販売」「違法な取引の排除」「トレーサビリティの確立」「定期的なリスク評価」を進めてきた。

イオンは、国際NGOによる認証制度を日本で初めて活用した大手スーパーでもあり、天然魚などMSC認証品は2006年から、養殖魚などASC認証品は2014年から販売している。しかし、陳列棚のどこにあるのか、消費者にとって分かりにくい店舗もあった。

イオンスタイルは、品ぞろえにこだわる専門店を集積した新形態の店舗。初めての「フィッシュバトン」が設置されたのは、「イオンスタイル板橋前野町」(東京・板橋)の地下にある鮮魚売り場の一角。MSC・ASC認証のサーモン商品が並んでいる。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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