2016年4月の電力小売全面自由化を控え、一般家庭向けに自然エネルギー電力の販売を予定する事業者が増えている。自然エネルギー電力の普及を目指す団体「パワーシフトキャンペーン」はこのほど、今年9月に公表した5社に続いて新たに4社を追加した。(オルタナ編集委員=斉藤円華)
4社はみやまスマートエネルギー(福岡・みやま)、湘南電力(神奈川・平塚)、みんな電力(東京・世田谷)、ループ(東京・文京)で、合計9社となった。この内、来年4月時点で一般家庭への電力小売を予定しているのはエナジーグリーン(東京・新宿)、みんな電力、ループの3社。
団体では「電源構成や環境負荷などの情報を一般消費者に向けて開示している」「バックアップ分を除き原発や火力から調達していない」など、5つの条件をもとに自然エネルギー電力の販売事業者を選定。来年1月にはさらに追加する予定だ。