◆feature story 1
木と紙のリスクはグレーゾーンにあり
世界の違法伐採木材は木材貿易の10-30%を占め、その取引額は最大年間16兆円に達するという。各国政府は違法伐採の法的規制を強め、日本でも遅ればせながら今年5月にクリーンウッド法が成立したが、残念ながら強制力はない。ブラック(完全な違法)な木材ではないから使うというスタンスでは、日本企業は大きな事業リスクを抱えることになる。
◆日本の取り組み 不十分
◆「紛争コピー用紙」 認証任せは禁物
◆産出国を組み込み法制化 EUの国際森林政策
◆米改正レイシー法で罰金続出、有罪判決も
◆feature story 2
Bコーポレーション 日本で初の2社認定
「Bコーポレーション」は、民間企業に「ベスト・イン・ザ・ワールド(世界一になる)こと」を目指すのではなく「ベスト・フォア・ザ・ワールド(世界にとってベストを尽くす会社になる)こと」を目指してもらう米国発の認証制度だ。このほど2社が初めて認証を受けた。そのプロセスを報告する。
◆Report
「存在目的(パーパス)」を揺り起こせ
「サステナブル・ブランド(SB)国際会議2016」の米国本会議が2016年6月6日-9日の4日間、カリフォルニア州サンディエゴで開かれた。23カ国から約1500人が参加し、今年のスローガン「アクティベイティング・パーパス(Activating Purpose)」について30以上の講演やシンポジウム、ワークショップが繰り広げられた。今年の傾向と内容を速報する。
◆Special Interview
「もう平和憲法とは呼べない」
「平和学の父」とされるノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング博士(85)が5月下旬来日した。博士は、これまでに200以上の国家間、宗教間紛争を調停してきた経験を持つ。日本国憲法を「もう平和憲法とは呼べない」と言い切り、「念仏のように平和の大切さを訴えるのではなく、具体的に解決策を考えるべき」と指摘した。
◆Social Design Gallery
行き場を失った移民たち
◆Art
高橋さとみの切り絵ワールド──ぼくの椅子には故郷がある。
◆オルタナ魂
米ウォルマートの「EDLTC」とは
◆columns
オルタナティブ経営論 田坂広志
エゴからエコへ 田口ランディ
◆social business around the world
[欧州編/フランス]料理のCO2削減、外食業界に呼びかけ
[アジア・オセアニア編/ニュージーランド]「カルマ・コーラ」でアフリカの貧困救う
[アジア・オセアニア編/フィリピン]路上の子どもが働く マニラでカフェ開業
◆agriculture
農業トピックス 西村ユタカ
日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明
◆forestry
林業トピックス 編集部
「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫
◆fishery
漁業トピックス 瀬戸内千代
人と魚の明日のために 井田徹治
◆columns
オルタナティブな空間 馬場正尊
欧州CSR最前線 下田屋毅
◆alterna S presents
オルタナSな若者たち
音楽で社会貢献、「父超えたい」
KIYOの哲学 考察編 南清貴
米と豆、「食のバランス」の基本とは
エコでヘルシーな食空間 岡村貴子
体に優しい和菓子「巡」
エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子
エシカルをファッションで伝える
世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ
カミツレが香る日本初のビオホテル
間違いだらけの自転車選び 山本修二
汎用性なら太いタイヤが履ける自転車
オルタナSELECT
フェアでエシカルな真夏を楽しむ
CSR経営者フォーラム
北海道/関西/九州
◆flash fiction
「こころざし」の譜 希代準郎
僕が犬語をしゃべっていた頃
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