仏冷凍食品販売大手、ピカール(本社・フォンテーヌブロー)は9月、仏有機農業連盟(FNAB)との業務提携を発表した。ピカールの商品はすべて自社ブランドで、オーガニックでは牛肉ミンチ、野菜、果物のほか、野菜スープやピザなどの加工品も版売している。ピカールはこの提携によってFNABから製品の供給を受け、オーガニック製品における国産の割合を高める方針だ。(羽生 のり子)
ピカールは、フランスで唯一の冷凍食品専門スーパーで、フランス、スイス、ベルギーで1000店以上を展開している。FNABは全仏の有機農家で作る非営利団体だ。企業との提携は3回目で、2016年に郵便局と電話会社「オランジュ」の社員食堂に生産物を供給する契約をしたことに続く。