経済産業省は8月11日、「次世代エネルギー・社会システム実証」の対象地域に選定された横浜市、愛知県豊田市、京都府のけいはんな学研都市、福岡の北九州市のマスタープラン(基本計画)を公表した。
これら4都市の実証活動は政府が今年6月にまとめた新成長戦略「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」を具体化するもので、地域単位でデータ収集を行う。
横浜市はスマートグリッド(新世代送電網)などを使うエネルギーマネジメントを実施。豊田市は住宅での再生可能エネルギーと次世代自動車の利用、けいはんな学研都市はスマートグリッドと情報ネットワークによるエネルギー利用効率の向上を行う。北九州市は工場群の廃熱や水素の民生利用を図る。これらの実験は官民共同で進める。(石井孝明)