[Sustainablebrands.comから転載] 保険会社がウェブ約款を導入して、環境NPO支援につなげる流れが定着してきた。ソニー生命は2日、契約のしおり・約款には冊子やCD-ROMだけでなくウェブ約款の提供を開始した。紙とCD-ROMのコスト削減となることから、保育園や幼稚園などに太陽光発電設備を設置する「そらべあ基金」へ寄付する。ウェブ約款と環境NPO支援の相性は良く、これまでも損保ジャパン日本興亜やかんぽ生命などがウェブ約款導入で環境NPO支援プログラムを実施している。(辻 陽一郎)
保険会社ではこれまで紙の印刷物で契約のしおりや約款を提供していた。しかし、ペーパーレス化することでコスト削減になることや、環境に配慮した取り組みの一環として、ウェブサイトで閲覧できるウェブ約款を導入する保険会社が増えてきている。ソニー生命では2010年からCD-ROM版を導入し、そらべあ基金への寄付を行ってきた。今後、契約者は冊子かCD-ROM、ウェブ約款を選択できるようになる。「今後はCD-ROMとウェブ約款の契約者数に応じてそらべあ基金へ寄付をする」と同社広報担当者。