[Sustainablebrands.comから転載]
コーポレートシチズンシップ社は、SDGs(持続可能な開発目標)をブランド戦略に組み込む事例が数多く見られる一方で、SDGsに関する企業活動の進展に対して憂慮すべき傾向があることを報告した。採択から2年が経ち、SDGsへの取り組みを報告する企業の数は増加しているが、この1年ほど具体案とSDGsへの積極的な関与が停滞しており、意識と行動の隔たりが浮かび上がってきている。(翻訳:梅原 洋陽)
「SDGsについて意識はしているが具体案は何もない」と答えた企業の数が、2016年は13%だったのに対し、2017年は20%に増えている。これは、2015年の目標が設定される前の数字(25%)にかなり近い。さらに、「SGDsへの協調に積極的にかかわっている」と答えた企業の比率も、2016年の40%から2017年には33%に下落している。