神奈川県は9月4日、「かながわプラごみゼロ宣言」を発表した。市町村や企業、県民に向けて、プラスチック製ストローやレジ袋の利用廃止・回収などを呼びかけ、2030年までにプラごみゼロを目指す。(オルタナ編集部=吉田広子)
2018年8月、鎌倉市由比ガ浜でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されたことが宣言の契機となった。宣言内容は次の通り。
1.コンビニエンスストア・スーパーマーケット・レストラン等と連携し、プラスチック製ストローやレジ袋の利用廃止や回収などの取組を進めていきます。
2.県内で行われる環境イベント等において、プラスチック製ストローの利用廃止や回収などを呼びかけていきます。
3.海岸利用者に対して、海洋汚染の原因となるプラごみの持ち帰りを呼びかけていきます。
今後、県庁内で使用されるプラスチック製品も見直すという。横浜市は今年6月に「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定されている。神奈川県政策局政策部総合政策課の船山竜宏さんは「SDGsを達成するための具体的な施策として『プラごみ宣言』を行った。日本全体をリードできるモデルになりたい」と意気込みを語った。