積水ハウスはこのほど、社内会議でのペットボトル使用を禁止した。本社のほか、関連会社29社と子会社7社の合計36社にも禁止の通達を出した。社内の自動販売機からも順次、ペットボトルを無くす。社内でのペットボトル禁止は外資系企業の間で増えてきたが、国内大手企業では極めて珍しい。(オルタナ編集長・森 摂)
ペットボトルの禁止は、環境省が10月から始めたキャンペーン「プラスチック・スマート」に呼応したもの。同省では、世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、マイバッグやマイボトルを活用し、ワンウェイのプラスチックの使用を控えるよう呼び掛けている。企業だけではなく、個人、自治体、NGO、研究機関など幅広い主体が連携・協働して取り組みを進めることを後押ししている。
積水ハウスは、取締役会も含めたあらゆる会議でのペットボトル使用を禁止した。代替手段として紙コップ、缶、陶器の湯飲みやマグカップに切り替えた。マイボトルの使用も推奨しており、仲井嘉浩社長もマイボトルを使い始めたという。
小谷美樹CSR部長は「エコファースト企業として、地球環境のための行動ができるよう、社員一人ひとりの意識を変えていきたい」と話している。
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