化粧品大手ゲラン(本社フランス)がサステナビリティの取り組みを本格化させる。ローラン・ボワロ社長がこのほど来日し、都内で発表した。「2028年までにCO2排出量ゼロ」を掲げたほか、ユネスコと養蜂家を育成・支援するパートナーシップを締結した。日本でも売上の一部を寄付するなど保護活動の支援を始める。(松島 香織)
ボワロ社長は記者会見で、「会社は利益追求が大きな課題だがそれだけでは不十分。会社が目指さなくてはならないのは、社会や地球全体の利益」と力を込めた。
同社はサステナビリティのコミットメントとして「IN THE NAME OF BEAUTY(美の名において)」を明文化し、活動目標はこれを基に設定した。顧客や次世代にもたらされるクリエイション(創造性)、さらに社会や地球に美をもたらすことを会社の使命としている。