京浜急行電鉄は12月初旬から、社員食堂でマイボトルやマイカップを持参してスタンプを貯めると、文具などのグッズやポイントを付与するキャンペーンを進めている。海洋プラスチック問題をはじめプラごみ削減の取り組みの一環。全社的な啓発活動を進めようとグループ会社を含め約1200人の社員が勤務する本社ビルのカフェテリアで2020年3月末まで実施中だ。反応は上々で、12月の利用者数は11月に比べ1日平均で20人強増えているという。(オルタナ編集部=堀理雄)

京急本社ビルのカフェテリアで、マイボトルやマイカップを持参してドリンクを買うとカードにスタンプを1つもらえる。コーヒーや紅茶(ともに1杯100円、トールサイズ140円)をはじめ、従来は紙やプラスチックのコップで提供していたドリンクの容器を持参することで、廃棄物削減に結びつける。
スタンプを5個、10個、15個と貯めると、ボールペンやフリーザーパック、他企業と協働したオリジナルグッズなどがもらえる仕組み。そのほか「京急プレミアポイント」が付与される。
キャンペーン開始後の12月は、開始前の11月に比べカフェテリア来客数が1日平均で22人ほど増えており、利用者から「新たにマイボトルを使うようになった」といった声も寄せられているという。京浜急行電鉄広報部 広報・CSR課の鈴木雅志氏は、「プラスチックごみの削減にむけ全社的に意識を高めていきたい」と力を込める。
同社は2019年1月、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて神奈川県と締結した連携協定の一環で「かながわプラごみゼロ宣言」に賛同し、「京急グループ プラごみ削減運動」を推進。エコバックの配布や、運営する飲食店や百貨店などでの生分解性ストローの導入、海岸清掃活動などを展開してきた。
生分解性ストローは、「京急百貨店」や「京急ストア」、「もとまちユニオン」などの百貨店やスーパーのほか、「京急ホテル」、「京急フードサービス」などで導入しており、年間16万本以上に上る。当初切り替えを予定していなかった施設からも、導入したいと声が上がり導入を進めるケースも出てきているという。
鈴木氏は「海岸沿いを走る京急電鉄にとって海は貴重な観光資源でもあり、海洋プラスチック問題をはじめ海の豊かさを守る取り組みを積極的に行っている。取り組みを通じて一人ひとりの実際の行動を変えていく活動を進めていきたい」と話した。