オルタナ
「サステナ経営」の潮流を捉える
米国の食糧・農業研究財団(FFAR)によると、殺処分される雄ヒヨコの数は世界全体で毎年約60億羽にも上る。採卵用の鶏の雄は、卵を産まず、食用にも適さないことから、性別鑑定直後にグラインダー(破砕機)などで処分される。動物を人道的に扱う「アニマルウェルフェア(動物福祉)」が広まるなかで、こうした処分方法を批判する声が高まっている。(オルタナ編集部=吉田広子、多田野豪)
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大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧
[…] 畜産業を営む側からすると、タマゴも産まない、食用としても適さないオスを育てる意味はない。だから、オスだと分かると処分されてしまう。(孵化する前に性別は分からないのだそう。だから生まれたその日に…!)。哀れなひよこの数は、国内でなんと年間で約1億羽もいるそうだ[1]。世界的にも同様の扱いがなされていて、なんとなんと年間で60億羽[2]・・・。途方もない数字に思えるけれど、2020年の世界人口が70憶人超ということを考えるとなんだか急に現実味を帯びてくる。 […]
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[…] 畜産業を営む側からすると、タマゴも産まない、食用としても適さないオスを育てる意味はない。だから、オスだと分かると処分されてしまう。(孵化する前に性別は分からないのだそう。だから生まれたその日に…!)。哀れなひよこの数は、国内でなんと年間で約1億羽もいるそうだ[1]。世界的にも同様の扱いがなされていて、なんとなんと年間で60億羽[2]・・・。途方もない数字に思えるけれど、2020年の世界人口が70憶人超ということを考えるとなんだか急に現実味を帯びてくる。 […]