HAPPY WOMAN実行委員会(事務局:一般社団法人ウーマンイノベーション)は3月8日、女性を応援するコンテンツを一挙8時間連続でYouTube配信した。「国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA」は、当初全国15都府県35会場での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で開催直前にオンラインに切り替えた。授賞式やトークセッション、アーティストの歌など多彩なゲストによるプログラムが配信され、視聴数はこの日だけで約6000回にのぼった。(CSR48・来栖香)
■日本では定着していなかった「国際女性デー」
3月8日の「国際女性デー」は、1975年に国連が定め、女性への差別撤廃と女性の地位を訴える日である。世界ではさまざまなイベントが開催されているが、日本では残念ながら、国民に広く認知された記念日としては全く定着していなかった。
そのような中、HAPPY WOMANは日本でも新たな文化的行事として定着させようと「HAPPY WOMAN FESTA」を開始した。「女性のエンパワーメント推進と社会活性化」および「女性の力によるSDGs(持続可能な開発目標)推進」を目的に毎年開催され、今年で4年目。オンラインでの開催は今回が初めてだ。年々規模を拡大させており、徐々に社会的ムーブメント化してきている。
しかしながら、2019年に世界経済フォーラム(WEF)によって発表された「ジェンダーギャップ指数(男女間格差を測った指数)」において日本は153カ国中121位と過去最低となり、先進国首脳会議(G7)の中でも最下位という結果であった。日本の女性の社会進出の遅れが世界にも知らされる結果となった。
■多様な女性を応援するコンテンツ