京都府亀岡市議会は3月24日、小売店などでのプラスチック製レジ袋の提供を全面禁止する全国初の条例を可決・成立させた。プラ製レジ袋は無償有償問わず禁止にするほか、ごみ削減の観点から、紙袋や生分解性のある袋でも無償配布は禁止する。同条例は、2021年1月1日から条例施行され、同年6月1日から違反した事業者名を公表する罰則が適用される。(オルタナ副編集長=吉田広子)
亀岡市と亀岡市議会は2018年12月、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を発表し、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指している。
条例の概要は次のとおり。
・プラスチック製レジ袋の有償無償を問わず提供禁止
・紙袋などを含めた生分解性の袋の無償提供禁止
・使い捨てプラスチックごみ削減への取組の推進
・取り組みに対する市の支援、効果の検証
・指導及び助言、立入調査、勧告、違反者の公表