今回は、ニューノーマルに向けて、生活の仕方や働き方(テレワークなど)の抜本的な見直し、ビジネスのサプライチェーンの見直しも必須である。中堅中小や非上場企業の企業も必ずどこかのサプライチェーンに属している。企業は、自社がサプライチェーンのどこに位置し、問題が起きた際にどのような影響があるかを把握すべきである。
これらのビジネスモデルの見直しにもSDGsが有効だ。SDGsを経営マターとして戦略にビルトインし、羅針盤として活用しつつ、経営の舵取りと社内の意識改革を推進することができる。
企業がSDGs経営に取り組むメリットとして、これまでどちらかといえば、社会課題の解決を通じた新たなビジネスの機会、といった文脈でチャンスの面が強調されることが多かったと思う。
しかし、今回の新型コロナウイルスの世界的流行によって、SDGsがリスク管理においても機能することが、いち早くSDGs経営に取り組んできた企業において再認識されている。新型コロナ後をにらんで、改めて、SDGsの「自分事化」のコツをつかむ必要がある。
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