持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)と独ベルテルスマン財団はこのほど、「持続可能な開発報告書2020」を発表した。同報告書のSDGs(持続可能な開発目標)達成度ランキングでは、166位中1位はスウェーデン、2位はデンマーク、3位はフィンランドと北欧諸国がトップ3にランクイン。日本は昨年の15位から順位を落とし、17位となった。同報告書では「新型コロナウイルスが深刻な影響を及ぼすなか、SDGsを復興政策の中心に据えるべき」と強調する。(オルタナ副編集長=吉田広子)
SDGsとは2015年9月に国連で採択された世界共通の目標。地球上の「誰も取り残さない」ことをスローガンに掲げる。
17の目標と169のターゲットから成り、貧困削減やジェンダー平等、陸や海の生態系保全、再生可能エネルギーの推進、気候変動対策など、2030年までに世界の課題を解決することを目指している。
このほど発表された「持続可能な開発報告書2020」では、目標別に各国の達成度をスコア化している。
日本は特に、目標5のジェンダー平等、目標13の気候変動対策、目標14の海の生物多様性、目標15の陸の生物多様性、目標17のパートナーシップのスコアが低く、大きな課題があると評価された。
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