feature story 1
環境・CSR経営
世界ベスト100社
オルタナは創刊号以来、環境・CSR経営に優れる国内・海外の企業を紹介してきた。今年はその枠を100社に拡大した上で、選考委員会での協議のもと「アース賞」「ソサエティ賞」「ピープル賞」「ストア賞」「モノづくり賞」を設定し、表彰することにした。オルタナが考える、「ヒトと社会と地球に優しい」企業たちだ。
frsture story 2
水素社会は「島」から始まる
エネルギー自給率500%のアイスランド
北極圏に近い大西洋の島国アイスランド。人口は33万人。沖縄県の約5分の1にすぎない。しかし、電力の100%を再生可能エネルギーで賄い、余剰エネルギーから水素をつくっている。世界で最も進んでいるであろうR水素社会のモデルをご案内しよう。
alterna person
ビル・ドレイトン(アショカ代表)
誰もが世の中を変えられる
世界70カ国で約2700人のフェローと呼ばれる社会起業家を支援してきたアショカが、いよいよ日本にも上陸する。「社会起業家の父」とも称されるドレイトンは、日本人もチェンジメーカー(変革を起こす人)になれると断言する。
columns
29
オルタナティブ文明論 田坂広志
「知識経済」は、「共感経済」へと進化する
さて、資本主義の経済原理に起こっている第三のパラダイム転換は、「知識経済」から「共感経済」への転換である。
31
エゴからエコへ 田口ランディ
環境経済学の魔法
3月2日、偶然にも「温暖化対策推進法案の緊急集会」のライブ中継を観た。 集会では最初の20分ほど、環境保護のさまざまなグループから法案への提言がなされた。正直に告白すれば、私には経済学と環境が結びついた「環境経済学」というジャンルで行われていることが、さっぱり理解できないでいる。
33
マエキタ流 マエキタミヤコ
票は死なない
2010年3月2日衆議員会館ですっごく画期的な「環境NGO政策ネットワーク」が立ち上がった。
presentation
44
エンヴァイロテック/オフィスオクト
企業に対して廃棄物圧縮減容機を基軸にして環境トータル・ソリューションを提供する(株)エンヴァイロテックの髙橋百合子社長は、エコ商品の輸入・卸を手掛ける(株)オフィスオクトの社長でもある。両社を率いる髙橋社長の哲学は「本当のエコとは、たくさんの言葉より、ひとつの行動が大切。これで世界が少し変わるから」だと言う。
48
アヴェダ
世界じゅうの人に、きれいな水を届けるために
アヴェダは1990年から毎年、アースデー月間キャンペーンとして様々な環境保護や社会貢献活動を続けてきた。今年の世界共通テーマは「水を守る」。さらに日本独自の活動として、水質保全につながる有機農業支援にも取り組む。
insights
50
Hungry for Mission 今 一生
在宅医療で高齢者守る
ライフケアパートナーズ
世界中どこでも健康で安心に暮らせる社会の実現を目指し、仙台市青葉区や中国遼寧省大連市で「訪問診療」の事業を始めた。高齢者向け在宅訪問診療や発展途上国向け医療支援事業も展開する医療ベンチャーの戦略とは。
53
U-40が日本の政治を変える BNJ
一人一人が公共を定義する
グーグルとマイクロソフトとヤフー。お馴染みの3サイトへの訪問者数(ユニークビジター数)は昨秋時点でそれぞれ9億、7億、6億規模に達する。続くフェイスブックも4億を超える。中国とインドを除く主権国家を凌駕する「人口」を有し、それらの人々のコミュニケーション活動を支えている各サイトの運営会社は、すべて私企業だが、世界の公共を担う「公共企業」と言える。
55
エコスゴいトレンド情報 greenz.jp
リサイクル通なロンドン警察
2010年2月に閉幕したバンクーバーオリンピックは、環境に配慮した大会を目指したことでも注目を集めたが、なんと、次の開催にあたる2012年ロンドンオリンピックのメインスタジアムは、拳銃とナイフを再利用して造られるという。
55
地球環境を映像で読む Green TV Japan
「里地里山」の風景をたっぷりと
日本人は古くから、自然と共生しながら生活を営んできた。その代表的なものが、日本の国土の約4割を占めると言われる「里地里山」。里地里山は生物多様性の宝庫と言われ、この多様性は人間が自然とうまく関わりあうことにより維持されてきた。里地里山に見られる自然資源の持続的な利用は、生物多様性の保全と両立する自然共生社会のモデルとなることから、生物多様性を考える上で非常に重要だ。
56
オルタナティブな空間 馬場正尊
「やおや」という表現
この人なつっこい屋台は、僕の通う東北芸術工科大学前の道路に毎週出現する。大学生と卒業生によるパフォーマンスであり、商売。すなわち、「やおや」であり八百屋である。最初は時限的な企画として行われた。しかし駆け出しのアーティストが八百屋をやることで、さまざまなことが顕在化した。
57
ジョン・ウッドからの手紙 RTR 創設者
すごい高校生が富山に
僕は、1年のうち250日以上を海外で過ごします。今年も、2月から約1ヶ月かけて、メルボルン、シドニー、香港、東京を遠征しました。もちろんバケーションではなく、ファンドレイズのためです。
エコのご意見番 木内 孝
私が見たツバルの真実
話題の多いツバルを、5日間訪問する機会に恵まれた。海岸がどれほど浸食されているのか、珊瑚はどの程度死滅しているのか、ゲリラ豪雨の状態などについて知ることを意識しながらの滞在だった。ツバルには自国の新聞がなく、フィジーの新聞が出回っている。そこに載っていたマンガには驚かされた。
life style
58
KIYOの哲学 実践編 南 清貴
「時知らず」で春を感じる
鮭に含まれるDHA・EPAは、血液をサラサラにしたりアレルギー症状を和らげたりする働きがある。他にも、舞茸によるダイエット効果や、鮭の皮に含まれるコラーゲンの美肌効果など、春を迎えるのにピッタリの一品である。
59
エコでヘルシーな食空間 岡村貴子
新しい食空間スタイル「BAKESHOP」誕生
家具、デザインで有名なIDEE 自由が丘店4階に位置するBAKESHOP(ベイクショップ)。ここはその名の通り、「焼き上げる」にこだわった本物のオーブン料理や焼き菓子、パンなどが楽しめるほか、主に欧州のジュースやジャム、グミキャンディーや野菜ブイヨンなど日本ではまだ珍しいオーガニック食品が棚に並ぶ。
61
もうひとつの話題作 古賀重樹
コモンズの歴史と可能性を探る
岩手県一戸町字小繋の山林への入会権を巡り1917年から約60年争われた訴訟、小繋事件を追う記録映画。小繋の農民は山に自由に入り、薪や山菜を採って暮らしてきたが、地租改正で発行された地券が転売され、地主と争いが起こる。村は地主反対派と賛成派に二分され、訴訟は3次にわたるが、入会権を認めたのは59年の盛岡地裁判決だけ。地主反対派は敗北した。
後書きの余韻
途上国の苦しみは「あなた」につながっている
私は医師でNPO法人「宇宙船地球号」の代表です。そこで「あなたの大切なものはなんですか」と、さまざまな国の子どもに聞き、それをテーマに絵を書いてもらう活動をしています。そこから、その国と世界の抱える問題が見えてきます。
64
エシカルファッションの旗手たち 生駒芳子
イタリア発、社会貢献するラグジュアリーバッグ
ファッショナブルなエシカル・バッグがイタリアから日本に上陸して話題だ。ラグジュアリー界の帝王と言われるフェンディ家の血を引くイラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディがデザインする、社会貢献をクリエイティブに表現するアクションに注目したい。
66
東京ポタリング 山本修二
情緒豊かな坂道を楽しむ小石川散策
江戸時代初期に数多くの武家屋敷や寺社が建造された文京区小石川。スタートは、神田川と東京ドームシティの狭間にある水道橋交差点から。
67
パタゴニア大自然紀行 さかぐちとおる
表面が青々と見える氷河湖
観光の拠点カラファテから、バスと観光船を乗り継いでウプサラ氷河に向かう。アルヘンティーノ湖を船で行くのだが、その湖が青々としていたことが、とても印象に残っている。
69
オルタナセレクト
お花見やお家で春の訪れを楽しもう
オルタナセレクトでは、環境や身体への影響を極力少なくするように良心的に設計・生産され、編集部が総合的に判断して、読者にお薦めできると判断した製品、食品などを紹介しています。