オルタナ7号(2008年4月発売)

オルタナ No.7 Apr 2008第一特集

環境・CSR経営
世界ベスト77企業

売上高や利益を前世紀のビジネス指標とするなら、21世紀はそれらに加えて、環境への取り組みやCSR(企業の社会責任)、エシカル(倫理的)な規範などが新しい評価基準となるだろう。創刊号の「他とは違う51社」を拡大し、独自に先進的な取り組みをする企業77社を日米欧から厳選した。

オルタナ・パーソン
柏木孝夫氏 (東京工業大学統合研究院教授)

ノーベル平和賞 喜ぶヒマない

昨年、地球温暖化問題への取り組みでアル・ゴア氏とともにノーベル平和賞を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)。日本人には縁遠い組織と思われているが、実は多くの日本人研究者が関与してきた。その一人、柏木孝夫・東工大教授に、地球温暖化問題と国際政治の密接な関係、ポスト京都議定書の行方などを聞いた。

civilization
9
オルタナティブ文明論 田坂広志
歴史は、どのように発展しているのか

これから、我々人類の文明は、どこに向かうのか。
その問いに対する答えを得るためには、まず、歴史というものが、どのような法則で発展しているかを学ぶ必要がある。そして、その法則を教えてくれる一つの哲学が、ドイツの哲学者、ゲオルク・ヘーゲルの「弁証法」である。特に、彼の弁証法の主要なテーゼ、「事物の螺旋的発展の法則」は、我々に、歴史の発展のプロセスについて、深い洞察を与えてくれる。では、それは、いかなる法則か。

photo gallery
5
一輪車で運ぶ笑顔——アフガニスタンの子供たち
marketing
31
もう一つのブランド論 何のためのビジネスか

本稿執筆時点、日本では中国製ギョーザ事件が騒がしい。冷凍食品をスーパーで買わなくなった生活者は、自宅で手作りする「原点回帰」しているという。あるスーパー(関東圏基盤)では、冷凍ギョーザ、シューマイの売上が前年同期比30%ダウンしたのに対し、ギョーザの皮やひき肉の販売が20%増えている。他の全国区大手スーパーや個店(精肉店)でも同様の傾向が見られ、ギョーザや春巻の皮は陳列した途端に売り切れるため、仕入れ個数を見直すバイヤーの動きがある。

CSR 1
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ソフトバンク(株) 総務部 CSRグループ
萩原美穂さん
CSR経営論
CSRファシズムに違和感
CSR 2
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ジョン・ウッドからの手紙
表参道の夜、忘れられない
CSR 3
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NPOフロンティア
アマゾンの熱帯雨林で進む「協働」
news scramble
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国産材でエコ住宅ほか
news edge
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米英の流通大手がレジ袋対策ほか
environment 1
43
藤井教授の環境金融論
「カーボン」が投資を左右する時代
私のエコひいき  女性の力でCSRを
environment 2
45
オルタナティブな空間
日本橋の裏路地、
倉庫を仕事場に改造した
food
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グリーン・ミシュラン ナタラジ  南青山店
グリーン・グルメ・ガイド
海の精 「国産有機・紅玉ねり梅」ほか
health
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KIYOの哲学 実践編
おまめマメ豆サラダ
1日2食 夜の主食は大豆に変えよう
culture
51
movie もう一つの話題作
「船、山にのぼる」
book 後書きの余韻
『おカネで世界を変える30の方法』
dialogue
53
田口ランディ—「エゴからエコへ」
絶望こそが希望である
reportage
54
ハングリー・フォー・ミッション
『ワンピース』感覚、皆で出帆
travel
56
フランス・シャトーホテル巡り
フランス初の鉄筋コンクリート
 shop & goods
59
一貨店礼賛
グリーティングカード専門店ほか

 neo capitalism

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「公益資本主義」のススメ 原丈人
会社は株主だけのものではない
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エシカル

パリでは3年前から「エシカルファッションショー」というイベントが開催されている。ここで登場するファッションは、環境保護や社会貢献などに配慮して生産されたものばかり。例えばオーガニックコットンを利用した衣類や、フェアトレードを利用して生産した衣類が登場する。生産工程を公正にすることで、原産地の健全な発展に寄与できる。

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