深刻化する福島原発事故の影響を危惧してか、東京都江東区の屋内に設置されていると見られる個人のガイカーカウンターのUstream中継を2万人以上が視聴するという異例の事態が起きている。
政府や東京電力の説明が不足するなか、「使用しているガイガーカウンタは自作したもので、正確性に欠ける」という注意書きがあるにもかかわらず、首都圏への放射線の飛来状況を、固唾をのんで見守っている。
http://www.ustream.tv/channel/geiger-counter-tokyo?lang=ja_JP
数値自体は、中継者が通常時の数値として公表している10〜20cpmという範囲におさまっている。放射線医学総合研究所によれば、双葉避難所で避難住民の靴から測定された値が100,000cpm。
なお、cpmとは放射性粒子の分あたりの通過「数」を測定するもので、
人体への影響を測るシーベルトとは比例しないが、異常時には粒子が増えるため、目安にはなるという。(浅倉彩)