東日本大震災後、全国的に生活用品の不足が生じている。政府は買い占めを止めることを求め、一般市民も「パニック」にはなっていない。また企業は増産に動いているため、間もなく状況は改善すると見込まれる。
「国内には十分なコメがある」。コメの品薄を受けて、鹿野道彦農相は16日に談話を出した。政府は備蓄米をいつでも放出するとしている。ホームページの情報によればペットボトル入り飲料ではサントリーやキリンビバレッジなど大手各社、紙おむつと生理用品のユニ・チャーム、ティッシュの王子ネピアも被災地への提供、また増産を発表している。
東京東部のスーパーでは紙、インスタント食品の売り切れが目立つ。同店店長は「パニックではない。いくつも買う人なんて少ないですが、人の数が多いので売りきれです。みなさん気づかっています」と話した。買い占めは一部にすぎず、一時的な物流の混乱はあっても、混乱は落ち着く可能性が高い。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年3月18日