与謝野「原発は必要」に批判噴出

与謝野馨・経済財政担当相 (C)Wikimedia Commons.

与謝野馨経済財政担当相が3月22日の閣議後の会見で福島第一原発事故について「将来も原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネルギー源であることは間違いない」と語ったことを巡り、各方面から批判が噴出している。

与謝野氏はこの発言で「日本は環太平洋火山帯の上に乗っている国だから(地震が多いという)運命は避けられない」と話し、今後も日本に原発は必要との立場を示した。

これに対して環境エネルギー政策研究所の飯田哲也代表はツイッターで「このとんでもない人災を運命として受け入れろというのか」と厳しく批判。福島第一原発では、11日の東日本大震災直後の国および東京電力の初動対応の甘さが、炉心溶融や水素爆発、多量の放射性物質の漏えいなどにみられる被害の拡大をもたらしたとの指摘がある。また、映画「選挙」「精神」で知られる想田和弘監督もツイッターで「与謝野、即刻辞めてくれ。永遠に」とこき下ろした。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年3月23日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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