【フィンランド=靴家さちこ】3月29日、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市にフィンランドから「紙パック入り調整済み乳児用ミルク」が到着し、炊き出しや乳児のいる家庭に配られた。
この活動の発起人はフィンランド在住の竹本悦子さんで、日本にはない常温・長期保存が可能な乳児向けミルクでの被災地支援を思い付いた。
メーカーのヌトゥリシア社に交渉し、同国在住日本人からの寄付金で新生児(0―6カ月)用と6―12カ月児用ミルク計2千個を割引購入。フィンランド航空から空輸支援も受け、あとは日本の引受先を探すだけという段階になって、竹本さんがツイッターで呼びかけたところ、運搬ボランティアを請け負う「ヒューマンシールド神戸」代表の吉村誠司さんにつながった。
竹本さんらは現在第二弾の支援を計画しているが、なるべく早く日本政府が直接フィンランド政府へ支援要請してくれること、日本企業にも同様のミルクの開発をしてもらうことを期待している。(在外ジャーナリスト協会 旧ユナイテッド・フィーチャー・プレス)2011年3月30日
ツイッター:TuttelitoJapan
活動内容のURL:http://suomi.exblog.jp/