NZ、自然エネルギー90%を目標に

【ニュージーランド クローディアー真理】ニュージーランド政府は、オークランド北西に横たわるカイパラ湾に、200メガワットの出力が可能となる潮力発電所を建設する計画を承認した。

実現すれば、25万世帯の電力を賄う世界最大の施設となる。ニュージーランドは2025年までに電力供給の90パーセントを再生可能エネルギーで賄うことを目標としており、潮力発電も貢献することになりそうだ。

国際エネルギー機関が3月に発表したエネルギー政策報告書によると、ニュージーランドは2009年度に自然エネルギーが国内電力供給の73パーセントを占めている。

同国の自然エネルギーには水力を筆頭に、地熱、風力などが挙げられる。地熱には日本の富士電機システムズ株式会社が国内第2の規模を誇るナ・アワ・プルア地熱発電所に、1基としては世界最大出力の地熱発電プラントを2010年に納入し、日本の技術が貢献している。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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