24日、東京・渋谷で「脱原発、自然エネルギーへのシフト」を求めるパレードが行われた。アースデイ東京会場の代々木公園を起点に、渋谷から原宿までの道のり約2.5kmを約5000人の市民がねり歩いた。震災後に起きた原発事故を受け、この種のイベントに初参加する人が多かった。
このエネルギーシフトパレードは、羽仁カンタさん(FLAT SPACE代表)、鈴木幸一さん(アースガーデン代表)、佐藤潤一さん(グリーンピース・ジャパン事務局長)の呼びかけで広がった。
1歳の子供を持つ女性の参加者は「震災後に起こった原発事故を見て、発電方法について調べ始めた。子供のことを考えると自然エネルギーのほうが安心」と話す。男子大学生は「原発の事故でリスクが露呈した。意識を高めるひとつのアクションとして参加した」と動機を述べた。
原発について以前から関心を持っていた女性は「これまでも鎌仲ひとみさんの映画を見たりしていて、知識があればいいと思っていた。けれど、今回の事故を受けて自分でアクションを起こし、伝えていくことが必要だと思った」という。
パレードでは、親子で歩くファミリーグループや菜の花を持って歩く菜の花隊、楽器を演奏しながら歩くサウンドグループなども見られ、「脱原発、自然エネルギーへのシフト」をにぎやかに主張した。
エネルギーシフトパレードは継続した開催が予定されている。(オルタナS 猪鹿倉陽子)
エネルギーシフトパレード http://www.enepare.org/