金融機関としては初の脱原発宣言を行った城南信用金庫(本店・東京都品川区)は、太陽光発電パネルなど自然エネルギー機器の設置や購入を行った人を対象に、金利を優遇する「節電プレミアム預金」の取り扱いを5月2日より開始する。原発への依存を脱し、地域での省電力、省エネルギーの取り組みを推進するのがねらいだ。
「節電プレミアム預金」の対象となるのは、太陽光パネル、自家用発電機、蓄電池、LED照明の各機器について10万円以上の設備投資を行った人で、領収証の提示が必要。税引き前利息は通常の1年定期が年0.08%であるのに対して、同預金は年1%と大幅に引き上げた。預金上限額は1世帯に付き100万円となる。
また、省電力機器の設備投資に必要な資金を融資する「節電プレミアムローン」は初年度が無利息で、2年目以降が年1%。預金、融資ともに9月30日まで受け付ける。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年4月30日