佐賀県知事「玄海原発再起動に条件」

九州電力玄海原発 (Wikimedia Commons.)

佐賀県の古川康知事は30日に都内で会見を行い、定期点検中で運転停止中の九州電力玄海原発2、3号機の運転再開の条件として、政府から十分な説明を受けることが必要との考えを示した。

この中で古川知事は(1)東京電力福島第一原発事故は津波前の地震で発生したのではないか(2)中部電力浜岡原発以外の安全性(3)福島第一原発3号機で使用していたMOX燃料の環境への影響、の3点について国から納得のいく説明を得られることが「最低限の必要条件」であると話した。

古川知事は25日に行われた、ソフトバンクの孫正義社長と全国の知事らが7月に立ち上げる予定の「自然エネルギー協議会」の記者会見にビデオメッセージを寄せ、「耕作放棄地や休耕地を利用したメガソーラー発電に取り組む」と発言。孫社長が提唱する電田(でんでん)計画についても「第1号をぜひ佐賀県で実現させて欲しい」と意欲を見せていた。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年5月31日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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