東京電力は17日、事故収束に向けた工程表のステップ2開始から1カ月となることを機に、現場の事故対応の指揮を行っている吉田昌郎福島第一原子力発電所所長の国民に向けたメッセージや、事故対応にあたっている人々の様子を撮影した約6分間の映像「福島第一原子力発電所 現場からの報告」を公開した。
吉田所長の一般向けメッセージは事故後初めてとなる。映像の中で吉田所長は「事故により、地元や福島、それに日本国中の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と謝罪。その上で「日本国内や世界各国の皆さんの協力で、ステップ1を達成できました。現在、地元の皆さんの1日でも早い帰宅を実現するためにステップ2に取り組んでいます」と述べた。
この後、作業風景、東電や関連企業の関係者、また健康管理にあたる医師などが、事故の収束に向けた作業活動を説明している。(オルタナ編集部=石井孝明)8月19日
東京電力の公開した映像
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