「NO!ネオニコ 」キャペーン・マーク 募集

子どもたちの健康と、安心して暮らせる自然を守るため、ネオニコチノイド系農薬の中止を目指して全国的な協働の取り組みを行うネオニコチノイド系農薬中止を求めるネットワーク(通称:ネオニコネット)では、ネオニコチノイド系農薬の問題を一人でも多くの方々に知って頂くためのキャンペーンマークを公募いたします。

●「沈黙の春」が現実か ~ 2007年春までに、北半球で1/4のミツバチが消えた

1990年代、ヨーロッパに端を発したミツバチの大量死や減少。働き蜂が巣に戻らず群体ごと消滅してしまうこの現象は全世界に広がり、日本も例外ではありません。原因は、地球温暖化、ダニ、栄養失調、ウィルス、ストレス、農薬など、様々な原因が絡み合って起きていると推測されていますが、中でも直接的な原因として疑われているのがネオニコチノイド系農薬です。果物や野菜の受粉を行うミツバチの消滅は、農業と自然界の将来に大きな損失を与えることが危惧されます。

●ネオニコチノイド系農薬とは

有害性が問題視される有機リン系農薬に替わり、1990年代に日本でも登場し、多用されはじめた農薬、殺虫剤です。その特徴は、大きく3つあります。

1 神経毒性 ・・・神経系で重要な働きをもつアセチルコリンの正常な働きを攪乱する
2 浸透性 ・・・ 水溶性で作物に吸収されるので、洗っても落とせない
3 残効性 ・・・ 条件により残効性が高まり、地中に長期(1年以上)残留する

農薬としての使用のほか、家庭用の殺虫剤やペットのノミとりなどにも使われます。使用量が少なくて済むので、特別栽培農産物に使用される例もあります。無臭で拡散するため、空中散布による使用で、広いエリアの環境や生物多様性へ影響を及ぼすことが危惧されます。
「NO!ネオニコ キャンペーン」

子どもたちが健康に成長できる環境、それは生物多様性が保たれた自然の中にあるのではないでしょうか。その自然を脅かすネオニコチノイド系農薬について、農家、流通、そして私たち市民は、あまりよく知らないのが現状です。「NO!ネオニコ キャンペーン」は子どもたちのいのちを育くむ地球を守るため、全国的なネットワークを築き、政策提言、生き物調査、科学的情報の収集、一般市民への啓発活動などを実施し、ネオニコチノイド系農薬の問題を広く知らせ、使用中止を目指します。

 

『NO!ネオニコ キャンペーン』概要
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●『NO!ネオニコ キャンペーン』応募書類はこちらからダウンロード

◆応募方法
募集要領に基づきP2書類とともに作品(jpgのデータ)をお送りください。

◆応募資格
個人・グループ・団体・会社など、特に制限はありません。

◆選定方法
応募受付後、第一次審査の上、「土と平和の祭典」で来場者による投票。ネオニコネットによる審査により相応しいものを最終決定します。

◆使用用途
キャンペーン共通のチラシやHP等の広報活動において幅広く活用します。

◆スケジュール
受付開始 2011年9月22日(木)
応募締切 2011年10月13日(水)必着

◆制作内容について
キャンペーンロゴ・フレーム内に、キャンペーンのメッセージを表現し、アイコンとなるマークをデザインして下さい。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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