東京都武蔵村山市も「脱東電」――他事業者から購入、年1400万円削減

武蔵村山の藤野勝市長

東京都武蔵村山市は2日、同市の管轄する27の大規模施設のうち26について、4月以降、東京電力以外の事業者から購入すると発表した。

市は太陽光発電や風力発電に取り組んでいるといった電気事業者に求める「環境配慮方針」を定めており、申し出があった都内の5社を審査した結果、1月31日に「丸紅」「F―Power」「エネット」の3事業者と契約することにした。東京電力からは参加の申し出がなかったという。

同市は東京都の北西部にあり、人口約7万人。電気にかかる年間予想支出は1億円で、東電からの購入に比べて約1400万円削減できるという。

庁舎や市立小中学校、公民館などが対象だ。原発事故と東電の4月からの料金引き上げを受けて「脱東電」を拡大することにした。

東京都世田谷区が1月、東京23区で初めて電力の競争入札を導入するなど、自治体による「脱東電」は徐々に広がっている。(オルタナ編集部=石井孝明)

武蔵村山市ホームページ

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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