国際環境NGOのFoE Japanが福島の子どもたちの保養プログラムを実施している。今年1月から3月の間に福島市渡利地区に住む355家族、1640人に対し、県内で線量の低い土湯温泉での短期保養プログラムを提供した。
要望が多数寄せられたため、第二期は対象区域を福島市、伊達市、伊達郡に広げた。第一弾として5月12日に83人が鷲倉温泉に保養に向かい、現地でバードウォッチングやヨガなどのレクリエーションを楽しんだ。そのほかにも、放射能線防護や原発事故被害者法案などに関するセミナーも実施された。
しかし、資金が逼迫している。第一期に集まった約1千万の寄付金のうち、200万円は今期に繰り越した。寄付金も約100万円集まっているが、第二期は7月20日までに1000人を保養させる計画にしており、それにはまだ500万円ほど不足している。
FoE Japanの中畝幸雄さんは「被災者のメディア露出が減る中で、彼らは『忘れ去られるかもしれない』という不安と闘っている。個人だけでなく、企業も力を貸して欲しい」と協力を呼びかける。 (オルタナ編集部=赤坂祥彦)
オンライン寄付サイト
福島ぽかぽかプロジェクト