賃貸集合住宅でありながらペレットストーブや太陽熱温水器を備え、庭での家庭菜園も可能な「モーラの家」が埼玉県志木市内にこのほど完成した。7月から入居可能だ。
「こんな賃貸住宅が欲しい」という希望をできるだけ網羅する、との考えから名付けられた「モーラの家」は、同市内の不動産会社であるミヤケンと、国内産木材を使用した環境配慮型住宅の普及を行う一般社団法人天然住宅が共同で企画。住戸数は5戸で、1戸が2LDK・2階建て、約59平米のテラスハウスとなっており、化学物質や電磁波などへの対策も施されている。
最寄りの駅からは徒歩十数分の場所にあり、月家賃は13万5千円。モーラの家の企画を中心的に担ったミヤケンの宮原元美氏は「住宅ローンを組むのが難しい独身女性にも、環境に配慮した住宅に住む選択肢を提供したい」と話している。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年6月29日