日本にも環境政党「緑の党」が誕生する。政治団体「みどりの未来」が今年2月に結党を発表し、準備を進めてきた。28日に都内で結成総会を開き、共同代表を男女2名ずつ選出する。
他党との連携について、同党の広報担当者は、「自分たちの旗をきちんと立てる必要があるが、『脱原発』という大きな目標達成のためなら、どんな政党とも連携していきたい」と語った。
また、「既存政党への固定票を狙うのではなく、より若い層の有権者を掘り起こし、日本の政治を活性化させたい」と述べ、同じく脱原発を掲げる社民党や共産党などと票を奪い合うつもりがないことを強調した。
「緑の党」は世界約90の国と地域で活動しており、29日に開催される「緑の党 キックオフ!イベント『希望の未来をつかもう!』」には、ドイツ緑の党連邦議会議員会派副代表のベアベル・ヘーン議員や、台湾緑の党上院議員候補者のシナン・マヴィヴォ氏が応援に駆けつける。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)