
フレッシュハンドメイドコスメのLUSH(ラッシュ)は、2012年12月製造分から順次、商品に使用する全てのカカオバターの調達方式をフェアトレードに切り替え、カカオ豆生産国の児童労働問題の解決を目指す。さらに原材料となるカカオ豆の栽培方式も、環境負荷を可能な限り低減するオーガニックに統一する。
カカオ豆栽培の現場では、多くの子どもが十分な教育を受ける機会もないまま農作業に従事させられたり、誘拐され強制労働を余儀なくされたりするなど、児童労働の問題が多く報告されている。
ラッシュでは、これまで一部商品のみでフェアトレードのカカオバターを使用していたが、今回、カカオバターを使用する56種全ての商品(期間限定商品を除く)でフェアトレードのオーガニック・カカオバターを使用することになった。カカオ豆の生産国は、コロンビア共和国、ドミニカ共和国、コスタリカ共和国だ。

フェアトレードで購入したオーガニック・カカオバターは、ボディクリームやリップクリーム、マッサージバーなどに使用される。ラッシュは、今後もエシカルカンパニーとして社会問題の解決に取り組んでいきたいとしている。(オルタナ編集部=副島久仁彦)