
すべての人の新たな社会づくりへの参加を実現し、民主主義のさらなる深化を目指す社会運動「デモクラシー2.0イニシアティブ」。代表発起人である田坂広志氏(多摩大学大学院教授)をはじめ、俳優の伊勢谷友介氏、ユナイテッドピープルの関根健次社長ら11人は5月9日、来場者を交えてのオープン討議「政治起業家ラウンドテーブル」を開催した。政治と民主主義のあり方を変えるため、法律・組織・情報などの問題の解決と現状の変革に取り組む「政治起業家」の活動について議論した。
田坂氏は、「政党の勝ち負けの選挙結果だけに注目するのではなく、その選挙の結果が出るまでに、民間がどういう議論を重ねて投票所に向かったのかが重要である」と話した。「議論の際、賛成か反対か二項対立の議論ではなく弁証法で多様な価値観で意見を交わし学ぶことが民主主義に必要な手段である」と主張した。
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