■ 廃材がバッグや腕時計に

フローリング材やパンプス生地、消防服などをバッグに再生する「MODECO(モデコ)」はアップサイクルブランドの一つだ。製造工場で発生する端材や規格外の素材に注目し、廃棄物の有効活用を目指す。
フローリング材を生かしたトートバッグ「sonia(ソニア)フロア」(Mサイズ税込22500円)は、木目調の個性的なデザインに加え、傷が付きづらい特徴もある。10月30日からは松坂屋上野店で販売が開始した。

廃タイヤをリサイクルした腕時計「SW01」(税込31500円)もある。モンドデザインが手掛ける「SEAL」ブランドの新製品で、ベルト素材に大型トラックの使用済みタイヤチューブをリユースした。
タイヤチューブ自体の伸縮性・防水性・メンテナンス性を最大限生かすために、タイヤ素材を漉いて薄くする事で、素材本来の強度や防水性を損なう事なく仕上げた。

ワインやシャンパンなどのガラスボトルの形状を生かしたまま、食器やグラスに再生した「funew(ふにゅ)」も美しい。
木本硝子(東京・台頭)が開発した商品で、従来のガラスボトルリサイクルに比べ、約半分にあたる800度で製造でき、CO2の排出削減効果を見込む。トレー(Mサイズ)は3000円、コップ(Mサイズ)は1500円で、同社サイトから購入可能だ。